FWD富士生命の「E-終身」高い返戻率で学資保険にも使用可能な終身保険
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AIGグループからFWDグループに、親会社が変わったことで一時販売停止となった富士生命の終身保険のE-終身が2018年4月から復活、販売開始となりました。
E-終身は、オリックス生命の終身保険ライズと同じ低解約返戻金型の終身保険ですが、高い返戻率を利用して、学資保険としても活用される保険です。
払い込み期間中の解約返戻金を従来型の70%に抑えることで、割安な保険料を実現。
具体的な例では、30歳男性で保険料払込期間18年で死亡保険金200万円の場合、返戻率は約102.4%となり、18歳満期の他の学資保険より高い返戻率となります。
※記載している保険料および保障内容等は2019年1月1日現在のものです。
FWD富士生命のE-終身はこんな保険。メリットとデメリット
FWD富士生命のE-終身は、低解約返戻金型の終身保険です。
死亡保障がメインですが、一定期間の解約返戻金を70%と低く抑えることで、保険料を安くしています。
保険料の払い込みが終わる前に解約すると元本割れとなりますが、ちゃんと払えば、保険料が低くなる分、返戻率・利率が高くなるという仕組みです。
1つ目のメリットが、死亡保障がついている点です。
学資保険にも契約者が死亡した場合の保険料払い込み免除の仕組みがありますが、保険金がもらえるのは満期時、つまり子供の大学入学時など契約通りです。
親が死亡した場合、何より、毎日の生活費が必要です。もしものことを考えるなら、すぐに保険金が下りるE-終身の方にメリットを感じると思います。
2つ目のメリットが満期の時点で満額もらえることです。
最近の学資保険は、返戻率を高くするために、22歳まで満期を伸ばし、分割して保険金が出るタイプが多くなっています。
ただ、大学入学時等のお金の使い方としては、入学時に自由使えるお金が多いほうが有利です。
返戻率が高くても、18~22歳まで毎年40万円もらえるタイプでは、大学の入学金を別に用意する必要がでてきます。
18歳で200万円もらうのと、18~22歳まで、毎年40万円もらうのとでは、先に全額もらう方が使い勝手がいいですよね。
18歳時に満額もらえる保険としてはソニー生命のⅠ型よりも高い返戻率となっています。
ちなみに、そのまま運用を続けることも可能です。そのの場合には、運用期間が増えるので、さらに返戻率も上がります。
3つ目のメリットがクレジットカード払いができることです。
ポイント還元率の高いカードであれば、1~1.2%のポイントがつきます。返戻率が約1%ほど上がる感じですね。
デメリットは、返戻率の高い学資保険があることです。
18歳満期で全額保険金がおりるタイプとしては優秀ですが、トータルの返戻率でみると、ソニー生命のⅢ型などには負けます。
また、途中で保険料を払えなくなった場合には、元本割れして損します。この点は、理解しておく必要があります。
他社の学資保険と比較したい方はこちら
※学資保険を返戻率の高い順でランキング
E-終身の運用期間ごとの返戻率
運用期間は、10年、15年、18年、60歳、65歳、90歳と選ぶことができますが、学資保険として使うのであれば、15年または18年での運用が候補になります。
18年の返戻率は102.4%ですが、その後20年まで据え置けば103.4%まで返戻率がアップします。
支払いは、月払いだけでなく、年払いも選べ、返戻率がアップします。
運用期間 | 返戻率 | 月額保険料 | 累計 | 返戻金額 |
---|---|---|---|---|
20年 | 103.4% | 7,422円 | 1,603,152円 | 1,658,400円 |
18年 | 102.4% | 7,422円 | 1,603,152円 | 1,642,000円 |
15年 | 100.6% | 8,922円 | 1,605,960円 | 1,616,400円 |
10年 | 97.3% | 13,472円 | 1,616,640円 | 1,574,000円 |
FWD富士生命のE-終身のポイント
- 返戻率が高く、教育資金の貯蓄に使用可能
- 18年後の受取で約102.4%、20年後で103.4%、同タイプであれば他の学資保険と比べても高水準
- 死亡保障がある
- 死亡保険なので、払い込み金額以上の死亡保障がある
- 年齢制限がなく、いつでも加入できる
- 子供の年齢や親の年齢などの制限がなく、いつでも加入できる
- クレジットカード払いができる
- カードのポイントが付くので有利
■その加入条件等
契約者 加入年齢 |
20~65歳まで |
---|---|
被保険者(こども) 加入年齢 |
子供の年齢の範囲はありません。 |
祖父母の契約 | 加入可能 |
支払い方法 | 口座振替(月払、年払い)、カード払い可能 |
保険金の受取 | 保険金を受けとらずに据え置くことも可能。その場合は、返戻率がアップ |
クレジットカード払い | 可能 |