おすすめの学資保険は、教育費が必要な時期によって違います。
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おすすめの学資保険を教えてほしいと言われた場合、返戻率が高いのは当たり前として、教育費を必要な時期をどう考えるのかがポイントとなってくると思われます。
現在はどの保険会社も1つのパターンの保険のみを販売しているわけでなく、2もしくは3パターンの保険を販売しています。
学資保険をどの段階の教育費のためのものとするかによって、ニーズの違いがあるからです。
必要な時期の考え方は、下記の3パターンになってくるかと思います。
・中学、高校、大学入学前の教育費をカバーするもの
・大学入学時をカバーするもの
・大学の学費をカバーするもの
それぞれのタイプごとにおすすめの保険を紹介します。
なお、返戻率が高いのは、運用期間が長い大学の学費をカバーするタイプになります。大学の入学時の入学金などを貯金などでまかなえるのであれば、返戻率が高い分有利です。
中学、高校、大学入学前の教育費をカバーするタイプでおすすめの保険
中学からカバーするタイプのものは、これから教育費を貯めようと考える人向けです。
幼稚園の入学のときから、学校に入るタイミングでは、学校へのお金だけでなく、洋服、バッグ、筆記用具など少なからずお金はかかります。
これから準備しておくための保険がこのタイプです。
早くから保険金が出るので、返戻率は他のタイプと比べて低くはなりますが、小学校、中学校と必要な時期に祝い金が出るので、使い勝手が良いものになります。
返戻率が高いソニー生命が一番のおすすめにはなりますが、幼稚園の祝い金もカバーするフコク生命も使い勝手が良くおすすめです。
会社名 | 返戻率 | 保険金の支払いパターン |
---|---|---|
ソニー生命 ソニー生命の学資保険(Ⅰ型) |
101.7% ※10歳払済 |
12歳進学学資金36万円 15歳進学学資金36万円 満期学資金126万円 |
フコク生命 みらいのつばさ(ステップ型) |
101.2% 11歳払済なら 104.7% |
幼稚園入学祝い金5万円 小学校入学祝い金5万円 中学入学祝い金10万円 高校入学祝い金10万円 大学入学祝い金70万円 成人祝い金10万円 満期保険金100万円 |
大学入学時をカバーするものでおすすめの保険
大学入学時の入学金などの学費をカバーするものは、昔ながらの学資保険のタイプと言えます。
大学入学時のものですので、入学金、初年度の納付金、一人暮らしをする場合の費用などに使うものになります。
会社名 | 返戻率 | 保険金の支払いパターン |
---|---|---|
FWD富士生命 E-終身 |
102.4% | 大学入学時約164万円 |
ソニー生命 ソニー生命の学資保険(Ⅱ型) |
101.9% | 大学入学時200万円 |
フコク生命 みらいのつばさ(ジャンプ型) |
101.9% | 大学入学時200万円 |
日本生命 ニッセイの学資保険 |
101.7% | 大学入学時200万円 |
大学の学費をカバーするものでおすすめの保険
最後が大学の学費をカバーするものです。毎年の学費をカバーするもので、運用期間が長くなるので、ほかのタイプと比べて返戻率が高くなります。
毎年の大学の学費のほか、仕送りをする場合の費用、最近では、就職活動の費用などにも充てられます。
会社名 | 返戻率 | 保険金の支払いパターン |
---|---|---|
オリックス生命 終身保険RISE ※カード払い可 |
103.7% | 20歳約244万円 |
ソニー生命 ソニー生命の学資保険(Ⅲ型) |
103.8% | 17歳40万円、 18歳40万円、 19歳40万円、 20歳40万円、 22歳40万円 |
明治安田生命 明治安田生命つみたて学資 |
102.7% | 18歳50万円、 19歳50万円、 20歳50万円、 21歳50万円 |
どのタイプが良いか決めることができない場合は・・・
どのタイプにするか決めかねている場合は、保険相談サービスを利用して、そこも含めて相談されることが良いかと思います。
ほけんの窓口、保険見直し本舗などは、保険を紹介するだけでなく、ライフプランについての相談にも乗ってくれます。
ファイナンシャルプランナーというお金のプロがそろっているところです。最終的に保険に入るのは自分ですが、教育費といってお金の相談相手として利用するのも良いかと思います。