返戻率とは支払った保険料に対する受け取った保険金の率のこと
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学資保険の返戻率は、支払った保険料に対する受け取った保険金の率のことです。
返戻率は、銀行預金などの利率と違うので、注意する必要があります。
学資保険は、運用商品なので、長く運用すればするほど返戻率がアップします。
学資保険は、同じ商品でも、10歳払い済みなど短期払いをした場合、保険金額が違う場合、一括払いした場合などにより、返戻率が変わります。
支払い方法などを加味して、返戻率ランキングを作ったので、改めてご確認ください。
※記載している保険料および保障内容等は2019年1月2日確認のものです。
- 学資保険の返戻率は支払った保険料に対する受け取った保険金の率のこと
- 返戻率と利率の違い*主な学資保険の利率
- 10歳払い済みなど、運用期間が長くなる短期払いで返戻率アップ
- 究極の短期払い、一括払いをすれば返戻率が大きくアップ
- 高額割引で返戻率アップ
- 学資保険返戻率ランキング2019*短期払いなどを加味したランキング
学資保険の返戻率は支払った保険料に対する受け取った保険金の率のこと
学資保険の商品を比較する上で、一番大事なのは返戻率です。
ただ、返戻率=利率ではないので注意しないといけません
返戻率は、支払った保険金(掛金)の総額に対して、いくら保険金が返ってくるかの額で、式にすると、下記になります。
返戻率=受け取った保険金の総額÷支払った保険料の総額
なお、受け取った保険金の総額は、祝金と満期保険金をプラスしたものです。
学資保険は、種類により、幼稚園の入学時に祝金を受け取れるもの、大学の入学時に受け取れるもの、大学の学費として4年間受け取れるものなど、バリエーションが多くなっています。
学資保険の種類が多いので、比較のための目安として、返戻率が用いられています。
当然ですが、支払った保険料に対して、保険金が多く戻ってくる返戻率の高い学資保険が有利な学資保険となります。
返戻率と利率の違い*主要な学資保険の利率一覧
学資保険、個人年金保険など、保険で良く出てくるのが返戻率です。
返戻率は、支払った保険料に対して、受け取った保険金の総額の率ですが、利率は、その年に受け取った利息の率、年利になります。
銀行預金と学資保険とどちらか有利かを判断する場合には、返戻率と利率の違いを考えないといけません。
主な学資保険の利率を計算したので、参考にしてください。
*男性30歳、子供0歳、18歳満期の場合で返戻率と利率を計算しています。
商品名 | 返戻率 | 利率 |
---|---|---|
ソニー生命の学資保険Ⅲ型 | 103.8% | 0.388% |
オリックス生命「終身保険ライズ」 ※20年満期 |
103.6% | 0.336% |
明治安田生命「つみたて学資」 ※15歳払い済み |
102.7% | 0.236% |
フコク生命「みらいのつばさ ジャンプ型」 ※17歳払い済み |
101.9% | 0.178% |
ソニー生命の学資保険Ⅱ型 | 101.9% | 0.164% |
ソニー生命の学資保険Ⅰ型 ※10歳払い済み |
101.7% | 0.133% |
日本生命「ニッセイの学資保険」 | 101.7% | 0.170% |
フコク生命「みらいのつばさ ステップ型」 | 101.2% | 0.122% |
JA共済「こども共済 学資応援隊」 | 100.4% | 0.023% |
なお、かんぽ生命の学資保険「はじめのかんぽ」は、元本割れするので、利率が計算できないため、記載していません。
10歳払い済みなど、運用期間が長くなる短期払いで返戻率アップ
返戻率を比較するポイントは、10歳払い済みなど、運用期間が長くなるが長くなると返戻率がアップすることです。
保険をはじめとする金融商品は、銀行預金でもそうですが、運用期間、預ける期間が長くなればなるほど利息は増えます。
18歳満期と22歳満期の商品では、運用期間が4年違うので、22歳満期の商品の方が返戻率が高くなります。
10歳払い済み、5年払いなどの短期払いを選ぶと、早く保険金を払う分、支払った保険金の運用期間が長くなるので、同じく返戻率が上がります。
返戻率にこだわるのであれば、短期払いを選ぶことが重要です。
究極の短期払い、一括払いをすれば返戻率が大きくアップ
究極の短期払いが一括払いです。
契約時に、保険金をすべて支払ってしますので、運用期間がもっとも長くなるので、返戻率が大きくアップします。
明治安田生命のつみたて学資に、一括払いがあり、保険金200万円の場合は107.9%と返戻率があがります。
一括払いには、前期全納という方法もありますが、こちらは、あらかじめ保険料は払うものの、初回に全てを払うわけではないので、それほど返戻率は上がりません。
高額割引で返戻率アップ
明治安田生命のつみたて学資、ニッセイの学資保険には、高額割引という制度があります。
保険金額が300万円を超えると、高額割引で、保険料が割引となり、結果として、返戻率がアップします。
300万円になると、毎月の保険料が上がり、1万3000円~5000円となりますが、国公立なら、かなり安心感のある学費の備えなります。
払えるのであれば、考えてみたいところです。
学資保険返戻率ランキング2019*短期払いなどを加味したランキング
トップページにも学資保険の返戻率ランキングを計算していますが、月額1万円の保険料を目安にしたランキングとなっています。
学資保険は、10歳払い済みの短期払いや、保険金額を300万円にすると、高額割引で返戻率がアップする商品があります。
それらの情報を加味した返戻率ランキングを作成しました。
とにかく返戻率の高さにこだわりたい人は、下記をご確認ください。
会社名 商品名 |
返戻率 | 満期 | 保険金額 |
---|---|---|---|
ソニー生命 外貨で備える学資プラン ※5年払い |
128.6% | 18歳 | 2万ドル |
明治安田生命 明治安田生命つみたて学資 ※一括払い |
109.0% | 21歳 | 300万円 |
ソニー生命 外貨で備える学資プラン |
108.4% | 18歳 | 2万ドル |
日本生命 ニッセイの学資保険 ※5年払い |
108.2% | 22歳 | 300万円 |
明治安田生命 明治安田生命つみたて学資 ※一括払い |
107.9% | 21歳 | 200万円 |
ソニー生命 ソニー生命の学資保険(Ⅲ型) ※10歳払い済み |
107.2% | 22歳 | 200万円 |
明治安田生命 明治安田生命つみたて学資 ※10歳払い済み |
105.7% | 21歳 | 300万円 |
フコク生命 みらいのつばさ(ジャンプ型) ※11歳払い済み |
105.5% | 22歳 | 200万円 |
ソニー生命 ソニー生命の学資保険(Ⅱ型) ※10歳払い済み |
104.8% | 18歳 | 200万円 |
フコク生命 みらいのつばさ(ステップ型) ※11歳払い済み |
104.7% | 22歳 | 200万円 |
明治安田生命 明治安田生命つみたて学資 ※10歳払い済み |
104.7% | 21歳 | 200万円 |
明治安田生命 明治安田生命つみたて学資 ※15歳払い済み |
104.1% | 21歳 | 300万円 |
ソニー生命 ソニー生命の学資保険(Ⅲ型) |
103.8% | 22歳 | 200万円 |
オリックス生命 終身保険RISE |
103.7% | 20歳 | 約243万円 |
明治安田生命 明治安田生命つみたて学資 ※15歳払い済み |
102.7% | 21歳 | 200万円 |
ソニー生命 ソニー生命の学資保険(Ⅱ型) |
101.9% | 18歳 | 200万円 |
フコク生命 みらいのつばさ(ジャンプ型) |
101.9% | 22歳 | 200万円 |
ソニー生命 ソニー生命の学資保険(Ⅰ型) ※10歳払い済み |
101.7% | 18歳 | 200万円 |
日本生命 ニッセイの学資保険 |
101.7% | 22歳 | 210万円 |
フコク生命 みらいのつばさ(ステップ型) |
101.2% | 22歳 | 200万円 |
JA共済 JAのこども共済「学資応援隊」 |
100.4% | 18歳 | 200万円 |
アフラック 夢みるこどもの学資保険 |
96.2% | 18歳 | 180万円 |
かんぽ生命 はじめのかんぽ(大学入学時+在学中の学資金準備コース) |
95.4% | 21歳 | 200万円 |
かんぽ生命 はじめのかんぽ(大学入学時の学資準備金コース) |
94.8% | 18歳 | 200万円 |
かんぽ生命 はじめのかんぽ(小・中・高+大学入学時の学資金準備コース) |
94.4% | 18歳 | 260万円 |