ソルベンシーマージン比率ランキング-学資保険版
学資保険は子供が大学入学までの18年と長期の契約になります。保険会社の経営に対する健全度を示すソルベンシーマージン比率が気になる方もいるかもしれません。
学資保険の取り扱いがある保険会社のソルベンシーマージン比率を調べました。
ソルベンシーマージン比率が高い順にランキングにしています。
※記載している情報は2017年10月1日確認のものです。
会社名 | ソルベンシー マージン比率 |
情報日付 |
---|---|---|
ソニー生命 | 2568.8% | 2017年3月末 |
かんぽ生命 | 1568.1% | 2016年3月末 |
オリックス生命 | 1337.1% | 2017年3月末 |
フコク生命 | 1188.1% | 2017年6月末 |
アフラック | 956.1% | 2017年3月末 |
明治安田生命 | 945.5% | 2017年3月末 |
日本生命 | 933.9% | 2017年3月末 |
第一生命 | 856.0% | 2017年6月末 |
住友生命 | 873.6% | 2018年3月末 |
JA共済 | 797.7% | 2017年3月末 |
太陽生命保険 | 771.6% | 2017年6月末 |
上記は、保険会社の公式サイト等より抜粋した率です。引用元は下記のリンクより。
・ソニー生命:財務情報:ソルベンシー・マージン比率
・かんぽ生命:かんぽ生命の現状2016
・オリックス生命:格付けとソルベンシー・マージン比率
・フコク生命:ソルベンシー・マージン比率
・アフラック:ソルベンシー・マージン比率
・明治安田生命:健全性指標
・日本生命:経済性報告
・第一生命:健全性
・住友生命:ストック・健全性の状況
・JA共済:JA共済連の決算概要
・太陽生命保険:ソルベンシーマージン比率
ソルベンシーマージン比率は200%以上であれば、「保険金等の支払能力の充実の状況が適当である」とされます。
学資保険の取り扱いのある保険会社は、現時点では問題ありません。
特に、返戻率の高いことで人気のあるソニー生命、オリックス生命などは、ソルベンシーマージン比率も高く、加入の安心度が増します。
ソルベンシーマージン比率とは
ソルベンシー・マージン比率(Solvency Margin Ratio)は、保険業法で定められた保険会社の健全性を示す指標です。
通常の予測を超えたリスクに対する余力を示すもので、「支払余力」とも訳されます。
ソルベンシー・マージン比率の計算式は、ソルベンシーマージン総額(広義の自己資本額)÷(通常の予測を超えるリスクX0.5)となります。
自己資本額の強さが、保険会社の健全度に関連するため、株式市場の相場の状況に左右される場合もあります。
1996年施行の改正保険業法から導入されたもので、行政の取り扱いとしては、ソルベンシー・マージン比率が200%を目安として、200%を下回ると金融庁から早期是正措置が取られることになります。
ただ、200%前後で破綻した保険会社の例もあるため、学資保険や個人年金、生命保険など、長期に運用する保険商品の場合は、高いソルベンシー・マージン比率の会社を選ぶことも重要となります。
最新のソルベンシー・マージン比率は、各保険会社の決算などで公表されます。