JA共済の学資保険 こども共済「学資応援隊」年払いがおすすめ
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アンパンマンCMでおなじみなのがJA共済の学資保険 こども共済「学資応援隊」です。
公式サイトに、「お子さま・お孫さまの教育資金を計画的に準備でき、万一のときに備えられます。」と書いてある通り、貯蓄型の学資保険に、こどもの万一の保障がついている保険です。
2019年4月に保険料の改正があり、返戻率がダウンしました。
月払いでは元本割れするので、加入するなら年払いがおすすめです。
※記載している保険料および保障内容等は2020年5月23日確認のものです。
- JA共済の学資保険 こども共済「学資応援隊」はこんな保険
- こども共済「学資応援隊」の3つのメリット
- こども共済「学資応援隊」のデメリット※月払いで元本割れ
- JA共済 こども共済「学資応援隊」の返戻率※年払いがおすすめ
- こども共済「学資応援隊」の年齢別の返戻率※小学生でも入れる
- こども共済「学資応援隊」大学プランの支払いイメージ
- 祝金型の「にじ」と「えがお」もあります
- 加入年齢、クレジットカード払いなどの条件
- まとめ
JA共済の学資保険 こども共済「学資応援隊」はこんな保険
JA共済の学資保険 こども共済「学資応援隊」は、学資金の積立に子供の万一の保障がプラスされた学資保険です。
学資応援隊は、子供の年齢が0歳から12歳まで加入が可能で、ほかの保険と比べて、子供が大きくなっても入ることができます。
プランは、進学時期にあわせて、中学プラン、高校プラン、大学プランの3プラン。
中学プランは、中学入学に合わせて11歳または12歳から、高校プランは高校入学に合わせて14歳または15歳から、大学プランは17歳または18歳から学資金が受け取れます。
一般的な学資応援隊の大学プランは、22歳満期の学資保険で、18歳~22歳まで、毎年、保険金額の5分の1ずつ受け取ることができます。
保険金額200万円では、18歳から22歳までの5年間、毎年40万円ずつ受け取れます。ソニー生命のⅢ型と同じタイプです。
学資応援隊は、教育資金の積立のほかに、子供の保障があります。
保障内容は、保険金額と同じ金額の後遺障害および死亡保障です。
かんぽ生命のはじめのかんぽと同じく、教育資金の積立に、子供の保障がついた保険ですが、はじめのかんぽが医療保障なのに対して、JA共済の学資保険は、死亡保障になります。
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JAのこども共済「学資応援隊」の3つのメリット
JAのこども共済「学資応援隊」のメリットは、次の3つです。
12歳まで加入できる
JAのこども共済「学資応援隊」は、12歳まで加入ができます。
ほとんどの学資保険が、6歳、7歳あたりが加入年齢の上限となりますが、JAのこども共済は、12歳まで加入OKです。
郵便局の学資保険こと、かんぽ生命「はじめのかんぽ」も12歳まで加入できますが、元本割れします。
JAのこども共済は、年払いを使えば、元本割れしません。
小学6年生になっても入れるメリットがあります。
クレジットカード払いができる
JAのこども共済はクレジットカード払いができます。
こども共済の約款を見ると、支払い方法にクレジットカード払いが書いてあります。
クレジットのポイントが貯まるので、その分おトクです。
子供に万一の場合の保障がある
子供にもしものことがあった場合の保障があります。
病気・災害等での死亡、後遺障害で、保険金額と同等の補償があります。
子供の死亡保障が必要かどうかは考えるところですが、他の学資保険には無い保障です。
JAのこども共済「学資応援隊」のデメリット※月払いで元本割れ
学資応援隊のメリットを並べましたが、デメリットも当然あります。
それは、月払いでは元本割れすることです。
学資保険の保険料は、児童手当のお金を使うという人も多いと思います。
そのため、学資保険は月払い、月額の保険料は月1万円という人がほとんどだと思います。
学資応援隊は、11歳払い、12歳払いといった短期払いを選ばないと、月払いでは元本割れします。
年払いは、返戻率がアップし、保険料の総額が下がるメリットはありますが、まとめて大きなお金を払わないといけません。
JA共済 こども共済「学資応援隊」の返戻率※年払いがおすすめ
JA共済 こども共済「学資応援隊」の返戻率ですが、月払いの場合は98.3%と元本割れ、年払いなら102.6%になるので、年払いがおすすめです。(18歳払い済み、30歳男性、子供0歳、大学プランの場合)
共済掛金は短期払いが可能で、終了年齢が18歳満期のタイプで12歳、15歳、18歳、17歳満期のタイプで11歳、14歳、17歳と選ぶことができます。
学資応援隊で、返戻率を高くするなら、年払いで、なるべく支払いを早く終えることが大事です。
タイプ | 月払い | 年払い | |||
---|---|---|---|---|---|
返戻率 | 保険料 | 返戻率 | 保険料 | ||
18歳満期 | |||||
18歳 | 98.3% | 9,418円 | 102.6% | 108,294円 | |
15歳 | 99.8% | 11,130円 | 104.1% | 127,990円 | |
12歳 | 101.3% | 13,706円 | 105.7% | 157,608円 | |
17歳満期 | |||||
17歳 | 98.1% | 9,984円 | 102.4% | 114,818円 | |
14歳 | 99.6% | 11,942円 | 104.0% | 137,330円 | |
11歳 | 101.1% | 14,974円 | 105.5% | 172,192円 |
こども共済「学資応援隊」の年齢別の返戻率※小学生でも入れる
学資応援隊は、子供の契約可能年齢が12歳までと長いメリットがあります。
7歳、8歳と小学校に入っても、加入ができる数少ない学資保険の一つです。
子供の年齢別に返戻率を調べました。(18歳払い済み、30歳男性、子供は男の子)
年齢 | 月払い | 年払い | ||
---|---|---|---|---|
返戻率 | 保険料 | 返戻率 | 保険料 | |
0歳 | 98.3% | 9,418円 | 102.6% | 108,294円 |
1歳 | 98.1% | 9,986円 | 102.4% | 114,832円 |
2歳 | 98.0% | 10,626円 | 102.2% | 122,196円 |
3歳 | 97.8% | 11,352円 | 102.1% | 130,550円 |
4歳 | 97.7% | 12,184円 | 101.9% | 140,102円 |
5歳 | 97.5% | 13,142円 | 101.7% | 151,130円 |
6歳 | 97.3% | 14,262円 | 101.6% | 164,000円 |
7歳 | 97.3% | 14,262円 | 101.6% | 164,000円 |
8歳 | 97.0% | 17,172円 | 101.2% | 197,486円 |
9歳 | 96.8% | 19,116円 | 101% | 219,820円 |
10歳 | 96.7% | 21,544円 | 100.9% | 247,742円 |
11歳 | 96.5% | 24,666円 | 100.7% | 283,650円 |
12歳 | 96.3% | 28,830円 | 100.5% | 331,536円 |
こども共済「学資応援隊」の支払いイメージ
JAの学資保険「学資応援隊」(大学プラン)の保険金が支払われるイメージは下記になります。
※保険金額が200万円の場合
学資金
18歳40万円、19歳40万円、20歳40万円、
21歳40万円、22歳40万円
万一の保障
病気または災害で後遺障害のとき300万円
病気または災害で死亡のとき
経過年数に応じた額
(300万円X経過年数÷払い込み期間)
祝金型の「にじ」と「えがお」もあります
JA共済のこども共済には、「学資応援隊」のほかに、幼稚園から祝金を受け取れる「にじ」と「えがお」のプランもあります。
「にじ」は、共済金300万円で、3歳15万円、5歳30万円、11歳30万円、14歳60万円、17歳90万円、22歳満期に75万円が受け取れるプランに、子供の災害での死亡500万円、病気での死亡300万円の保障がついたプランです。
「えがお」は、祝金の受け取り方は、「にじ」と同じですが、保障が厚くなり、5歳までは災害500万円、病気300万円、6~14歳は、災害1,100万円、病気900万円、15~22歳は、災害1,700万円、病気1,500万円が受け取れます。
返戻率は、30歳男性、子供0歳、18歳払い済み、共済金300万円で、「にじ」が93.3%(年払い97.4%)、「えがお」が89.5%(年払い93.3%)です。
子供の死亡保障が厚い分、年払いでも返戻率は下がり、元本割れとなります。
加入年齢、クレジットカード払いなどの条件
契約者 加入年齢 |
0~75歳 |
---|---|
被保険者(こども) 加入年齢 |
0~12歳 ※出産予定の140日前から加入可能 |
祖父母の契約 | 契約可能 |
共済金額 | 100万円~1000万円 |
支払い方法 | 口座振替(月払、半年払、年払) |
保険金・祝い金の支払日 | 18歳、19歳、20歳、21歳、22歳の契約応答日 ※契約応答日は、保険期間中に迎える契約日に対応する日のこと。 |
契約者貸付 | - |
クレジットカード払い | 対応 |
公式サイト | こども共済「学資応援隊」 |
まとめ
JA共済「学資応援隊」は、CMでおなじみで、JA(農協)の安心感から、加入を考える人も多いと思います。
ただ、2019年4月の保険料の改正もあり、返戻率が低くなりました。
月払いでは、元本割れする可能性が高いため、あまり魅力的ではなくなりました。
子供の年齢が小さいうちは、ソニー生命の学資保険、明治安田生命「つみたて学資」、フコク生命「みらいのつばさ」などのほかの保険がおすすめです。
子供が小学生になると、かんぽ生命か学資応援隊しか選べなくなります、年払いなら元本割れしない学資応援隊が有利です。
小学生からの学資保険については、下記より、返戻率をご確認ください。
→小学生でも入れる学資保険 返戻率ランキング!【FP監修】
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